東京のど真ん中、永田町に鎮座する日枝神社(ひえじんじゃ)。
ビジネス街の守り神として有名ですが、実は「かわいいお守りがある!」と女性や若者の間でひそかなブームになっています。
その正体は、神社の神使いである「猿」をモチーフにした「まさる守」。
赤いちゃんちゃんこを着た猿の顔は、見ているだけで癒やされる愛らしさです。
でも、ただ可愛いだけではありません。
「魔が去る」「何事にも勝る」という強力なご利益を秘めており、仕事運や厄除けのお守りとして絶大な人気を誇ります。
この記事では、日枝神社で手に入る「まさる守」の種類や値段、そして効果的な持ち方について詳しく解説します。
あなたにぴったりの「お猿さん」を見つけて、運気を味方につけましょう。
日枝神社の神使い「神猿(まさる)」とは?
神社に行くと、たいていは入り口で「狛犬(こまいぬ)」が出迎えてくれますよね。
ところが、日枝神社には狛犬がいません。
その代わりに鎮座しているのが「猿」の像です。
なぜ猿なのかというと、日枝神社の総本宮である滋賀県の「日吉大社」において、猿が神様の使いとされているからです。
このお猿さんたち、実はとっても縁起の良い名前で呼ばれています。
「魔が去る」「勝る」に通じる最強の語呂合わせ
日枝神社の猿は、音読みで「神猿(しんえん)」、訓読みで「まさる」と呼ばれています。
この「まさる」という響きが、古くから素晴らしいご利益と結びつけられてきました。
- 魔が去る(まがさる): 悪いことや災難が去っていく「厄除け」の力。
- 勝る(まさる): ライバルや自分自身に勝つ「必勝」の力。
この2つの意味を掛け合わせた、まさに最強の語呂合わせ。
「最近ついてないな」と落ち込んでいる人には悪い気を追い払い、「これから勝負だ!」と意気込む人には勝利を呼び込んでくれます。
名前を呼ぶだけでパワーが湧いてきそうな、頼もしい存在です。
狛犬の代わりに鎮座する「夫婦猿」の像
本殿の前に行くと、左右に「神猿像」が置かれているのが見えます。
右側にいるのがお父さんの猿、左側にいるのがお母さんの猿です。
よく見ると、お母さん猿は胸に赤ちゃん猿を抱いています。
この像はただの飾りではなく、撫でることでご利益があるとされています。
お父さん猿を撫でれば「商売繁盛」や「社運隆昌」。
お母さん猿を撫でれば「子宝」や「安産」。
それぞれの願いに合わせて、優しく撫でてみてください。
多くの参拝者に愛されて、像はピカピカに輝いています。
縁結びや安産を願う女性に愛される理由
猿(さる)は「えん」とも読みますよね。
これが「縁(えん)」に通じることから、日枝神社は縁結びのパワースポットとしても有名です。
「良縁を引き寄せる」「人との縁を大切にする」
そんな願いを持って、多くの方が訪れます。
また、猿は非常に安産で、子供への愛情が深い動物としても知られています。
母猿の像が赤ちゃんを抱いている姿は、まさに家庭円満や子孫繁栄の象徴。
これから結婚を考えている人や、家族の幸せを願う人にとって、これ以上ない守り神と言えるでしょう。
日枝神社で授かりたい人気の「まさる守」5選
授与所に行くと、いろいろな種類の「まさる守」が並んでいて目移りしてしまいます。
「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方のために、特に人気のある5つをピックアップしました。
2026年1月の価格改定情報も踏まえて紹介しますので、予算の参考にしてください。
1. 定番の可愛さ!ぬいぐるみ型の「まさる守(大)」
一番人気なのが、手のひらサイズのぬいぐるみ型お守り「まさる守(大)」です。
赤いちゃんちゃんこに白い袴を着た姿が、なんとも愛くるしいデザイン。
お守りというよりはマスコットキャラクターのような見た目ですが、ちゃんとした祈願が込められています。
吸盤が付いているので、車の窓ガラスや部屋の窓にペタッと貼れるのが特徴です。
「家の中に悪いものが入ってこないように」と、玄関や窓辺に飾る人が多いですね。
存在感があるので、ふと目に入るたびに「守られているな」と安心できるでしょう。
初穂料は1,000円ほどです。
2. カバンに付けて持ち歩ける「まさる守(小)」
「大サイズはちょっと持ち歩きにくいな」という方には、「まさる守(小)」がおすすめです。
デザインは大サイズと同じですが、ひと回り小さく作られています。
こちらはストラップ紐が付いているので、通勤カバンやリュックサックにぶら下げるのにぴったり。
揺れるたびに「魔が去る」と言われており、外歩きのお供に最適です。
営業で外回りをしている人や、通学の安全を願う学生さんにも人気があります。
初穂料は800円〜1,000円程度となっています。
3. ストラップタイプでいつでも一緒「こざる守」
もっとさりげなく持ちたい方には、「こざる守」が良いでしょう。
こちらはさらに小さなマスコットが付いた、根付(ストラップ)タイプのお守りです。
スマホや財布、化粧ポーチなど、普段使いの小物に付けても邪魔になりません。
小さいけれど、赤い顔のお猿さんがしっかりと睨みを利かせて厄を払ってくれます。
「いつも身近なところに付けておきたい」という願いを叶えてくれるサイズ感です。
初穂料は1,000円です。
4. 7色のチビ猿が入っているかも?「神猿みくじ」
運試しも兼ねて楽しめるのが「神猿(まさる)みくじ」です。
猿の形をした置物の中に、おみくじが入っています。
そしてワクワクするのが、おみくじと一緒に小さな「神猿守」が入っていること。
この神猿守は全部で7色あり、それぞれ違うご利益を持っています。
| 色 | ご利益の意味 |
| 赤 | 必勝・勝運 |
| 紫 | 除災・厄除け |
| 青 | 仕事運・出世 |
| 緑 | 健康・長寿 |
| 黄 | 金運・商売繁盛 |
| 桃 | 良縁・恋愛成就 |
| 白 | 交通安全 |
どのお猿さんが出てくるかは開けてからのお楽しみ。
今の自分に必要なメッセージと色が届くはずです。
初穂料は500円程度と手頃なので、参拝の記念に引いてみてはいかがでしょうか。
5. 猿の顔が描かれた「縁結び守」と「子授守」
ぬいぐるみ型以外にも、猿モチーフのお守りはあります。
特に女性に人気なのが、猿のイラストが刺繍された「縁結び守」や「子授守」です。
「縁結び守」には、愛らしい猿の顔が描かれており、「猿(えん)を結ぶ」力を授けてくれます。
「子授守」は、神猿像の夫婦猿にあやかったもので、子宝を望む夫婦に選ばれています。
どちらも布製の袋型お守りで、パステルカラーの優しい色合いが特徴的。
ポーチの中にそっと忍ばせておくのも素敵ですね。
まさる守のご利益を最大限に活かす持ち方
せっかく可愛いお守りを手に入れたのですから、そのパワーを最大限に引き出したいですよね。
「どこに付ければいいの?」「色は関係あるの?」
そんな疑問にお答えします。
ビジネスマンや受験生は「赤」で勝負運アップ
神猿のトレードマークである「赤」は、活力や情熱を表す色です。
ここ一番の勝負強さを発揮したい時は、赤いちゃんちゃんこを着た「まさる守」を目立つ場所に付けましょう。
「勝る(まさる)」の言霊効果で、ライバルに勝ち抜く力を後押ししてくれます。
大事な商談の前や、試験会場に向かう時、お守りをギュッと握りしめてパワーチャージしてください。
視覚的にも「赤」を見ることで、アドレナリンが出てやる気が湧いてくるはずです。
厄年や前厄の人は「白」や「魔除け」を意識する
「神猿みくじ」で紫(除災)が出た場合や、厄年の人が持つ場合は、「魔除け」としての役割を意識しましょう。
魔物は背後や隙間から入り込むと言われています。
カバンの外側や、家の入り口など、「外との境界線」にお守りを配置するのがポイントです。
悪い気が入ってこようとした時、お猿さんが身代わりになって追い払ってくれます。
また、白は「浄化」や「リセット」を意味する色。
心機一転して新しいスタートを切りたい時にもおすすめです。
部屋に飾る?カバンに付ける?おすすめの扱い方
お守りの種類によって、ベストな居場所は変わります。
タイプ別のおすすめ配置場所をまとめてみました。
| 種類 | おすすめの場所 | 理由 |
| まさる守(大) | 玄関、リビングの窓、車内 | 家や空間全体を厄災から守るため。 |
| まさる守(小) | 通勤バッグ、通学カバン | 外出先でのトラブルを避けるため。 |
| こざる守 | スマホ、財布、鍵 | 常に身につけて個人の運気を守るため。 |
| 神猿みくじの守 | 財布の中、手帳 | 小さいので失くさないよう、大切な場所に。 |
大切なのは「粗末に扱わないこと」です。
引き出しの奥にしまい込むよりも、毎日目に触れる場所に置いて、心の中で「お願いします」と声をかけると良いでしょう。
猿だけじゃない!参拝時に見逃せないスポット
「まさる守」を手に入れたら、そのまま帰ってしまうのはもったいない!
日枝神社の境内には、他にも見どころがたくさんあります。
都会の真ん中とは思えないフォトジェニックな場所や、ちょっと珍しい設備を見て回りましょう。
インスタ映えする朱色のトンネル「千本鳥居」
京都の伏見稲荷大社を思わせるような、朱色の鳥居がずらりと並ぶ参道があります。
これは「山王稲荷神社」へと続く道で、通称「千本鳥居」と呼ばれています。
緑の木々に囲まれた中に、鮮やかな朱色のトンネルが続く光景は圧巻です。
ビルに囲まれた永田町にいることを忘れてしまうような、神秘的な空間。
写真映えも抜群なので、着物を着て撮影している人もよく見かけます。
階段を登りながら鳥居をくぐると、心が洗われていくような清々しさを感じるでしょう。
都会の真ん中に現れる巨大な「山王鳥居」
神社の入り口に立つ鳥居にも注目してください。
普通の鳥居とは違い、一番上の横木のさらに上に、山形の飾りがついています。
これは「山王鳥居(さんのうとりい)」と呼ばれる独特の形です。
合掌した手の形を表しているとも、神仏習合(神様と仏様が一緒になること)の名残だとも言われています。
この三角形の屋根のようなシルエットが、どっしりとした安定感と威厳を醸し出しています。
「ここから先は神域だ」という結界の強さを感じさせる、特別な鳥居です。
階段がつらい人も安心の「参拝者用エスカレーター」
日枝神社は小高い丘の上にあるため、本殿に行くには長い階段を登らなければなりません。
「足腰に自信がないから不安…」という方もご安心を。
外堀通り沿いの入り口(山王橋側)には、なんと参拝者用のエスカレーターが完備されています。
神社の参道にエスカレーターがあるのは全国的にも珍しく、まさに都会の神社ならではの配慮です。
上りはエスカレーターで楽々と、帰りはゆっくり階段を降りて景色を楽しむ、というルートもおすすめ。
ベビーカーや車椅子の方でも安心して参拝できるのは嬉しいポイントですね。
日枝神社へのアクセスとお守りの授与時間
最後に、日枝神社への行き方と、お守りをいただける時間について確認しておきましょう。
オフィス街にあるためアクセスは抜群ですが、入り口がいくつかあるので注意が必要です。
赤坂駅・溜池山王駅から徒歩で行くルート
最寄りの駅は、東京メトロ千代田線の「赤坂駅」と、南北線・銀座線の「溜池山王駅」です。
どちらの駅からも徒歩3分ほどで到着します。
- 赤坂駅(出口2): 階段を登る参道(山王鳥居)に近いです。
- 溜池山王駅(出口7): エスカレーターがある入り口(山王橋)に近いです。
楽に登りたい方は、溜池山王駅から向かうのが正解です。
大きな白い鳥居とエスカレーターが見えるので、迷うことはないでしょう。
駐車場もありますが、都心部は渋滞しやすいので、電車でのアクセスをおすすめします。
お守りや御朱印がいただける時間帯と混雑状況
授与所が開いている時間は、基本的に9:00から17:00までです。
お守りや御朱印をいただきたい場合は、この時間内に訪れましょう。
平日の昼間は近隣のビジネスマンが休憩がてら参拝に来ることもあり、比較的賑わっています。
土日祝日や、お正月、6月の山王祭の時期は非常に混雑します。
ゆっくり選びたいなら、平日の午前中か、夕方の閉門前が狙い目です。
静かな境内で、お猿さんたちと対話するように参拝できますよ。
2026年からの初穂料改定について
2026年1月より、昨今の物価上昇などに伴い、お守りや御朱印の初穂料(価格)が一部改定されています。
以前の情報を見て「800円だと思って行ったら1,000円だった」ということもありますので、少し多めに予算を用意しておくと安心です。
神様への感謝の気持ちとして納めるものなので、金額の変更も「ご縁」として受け止めましょう。
新しくなったお守りは、きっとこれまで以上のパワーであなたを守ってくれるはずです。
この記事のまとめ
日枝神社の「まさる守」は、見た目の可愛さと「魔が去る・勝る」という強力なご利益を兼ね備えた最強のお守りです。
最後に、今回のポイントを振り返ります。
- 「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じ、厄除けと必勝のご利益がある。
- 「猿(えん)」は「縁」に通じ、縁結びや安産の守り神でもある。
- 人気のお守りは、ぬいぐるみ型の「まさる守」や、7色の「神猿みくじ」。
- 勝負運なら「赤」、厄除けなら「白」や家の入り口に飾るのがおすすめ。
- 参拝時はエスカレーターを利用すると楽に本殿へ行ける。
- 初穂料が改定されているので、小銭は多めに用意しておくこと。
仕事で行き詰まった時や、ここぞという勝負の前に、ぜひ日枝神社を訪れてみてください。
赤い顔をしたお猿さんが、「大丈夫、うまくいくよ!」と背中を押してくれるでしょう。